すくすく育つ子どもたちのために

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小児はりとは

「小児はり」は、「小児鍼」・「小児針」(しょうにしん)とも言われ、子どもを対象とした「鍼(はり)」の技法として日本で開発され、江戸時代後期から盛んに行われ、日本独自の治療方法として歴史とともに確立されてきました。
「小児はり」は一般的な「鍼」とは異なり、鍼を体に刺さず、専用の鍼具で皮膚をさする、あるいは皮膚にトントンと当てるだけの技法です※。
患児の症状に合わせて、効果が期待できる部位(経絡や経穴)に施術します。
その軽微な刺激はとても心地よく、施術中に眠ってしまう子どももいるぐらいです。施術時間は2分~10分ぐらいと短時間ですが、子どもをリラックスさせ、自律神経症状、夜泣き、疳の虫(かんしゃくやキーキー声)、便秘、消化不良、夜尿症などを改善します。また、近年では不登校や発達障害に対しても施術されています。
主に乳幼児から12歳ぐらいまでの子どもを対象に行われてきましたが、最近は子どもだけでなく、中高生、成人の自律神経症状や高齢者の認知症にも用いられ、その有用性が注目されています。
「小児はり」の作用機序については、現在、皮膚への触刺激による脳内伝達物質放出や自律神経反応の変化などについて研究が進められています。

※小児に対しては、主に上記の小児はりの技法が用いられますが、症状や疾患によっては、通常の刺入する鍼や灸が併用されることもあります。

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